手刻みへのこだわり

ユートホームの家づくりは「手刻み」で行っております。

手刻みとは、大工が木材の性質や木目、現場の状況に合わせて、一つ一つの材に緻密な調整をしていきます。職人により加工された材は、大きな木づちで何度も叩いて組み上げられ、強度・耐久性に優れる構造の家が完成します。

多くの木造住宅が取り入れているプレカット(あらかじめカットしておく)工法では、現場での加工の必要がないように、接合部にあらかじめ余裕を持たされているため、一つ一つの木材の特徴を見極めたり、曲がり・歪みを調整するということはありません。

現場での手間を最小限に抑えるという意味では、コスト面でもスピード面でも合理的と言えます。

しかし、手刻みには、プレカットのメリットを上回る良さがあると思います。

職人の手刻みにより建てられた建築物は、木材の変形や収縮も見越して組まれているため、地震や台風の災害にも耐えうる強固な構造になります。

しかし、日本の木造建築の技術というのは世界でも最高の水準にありますが、近年はプレカットの導入により若い技術者が育たないのが現状です。

以前、高校の建築科の先生が、「卒業生が大工になりたいと就職しても、大工のイメージが違っていたと、辞めて帰ってくる子がほとんど。」とお話をされていました。

一般的な新築現場では、墨を付けたり、ノミを使う事がほとんどありません、毎日ボード打ちと掃除が仕事です。継ぎ手は殆ど金物で繋ぎますので、ドライバーが有れば事足ります。  一昔前は棟上の時、かけや(木槌の大きな道具)で叩く音や金づちの音が響いていましたが、今ではインパクトドライバーと鉄砲(エアーでの釘打ち)の音ばかりです。

2020年、「伝統建築工匠の技」がユネスコの無形文化遺産登録を決めたように、日本の伝統的な建築文化を支えてきた技術に光を当て、昔からの伝統技術を継承していくのが私共の使命と考えます。